05-07
小学校で「朝ごはん」うまい 三鷹のNPOが月2回、児童100人楽しみに早起き…子どもと地域の新たなつながり
2026-05-07
HaiPress
「ワカメのおにぎり、うまい!」「みそ汁、おかわり~」。4月27日朝8時、東京都三鷹市立中原小学校の教室で、120人の子どもたちが朝ごはんをほおばっていた。月2回開かれている「だんだん・ばぁのあさごはん」。地元のNPO法人が4年前にスタート。朝ごはんを囲み、親でも先生でもない、地域の「大人」と子どもたちとの新たなつながりが生まれている。(奥野斐)
◆全校児童の2割ほどの100人以上が毎回参加
始業30分前、ランドセルを教室に置いた児童たちが、家庭科室などに集まってきた。この日のメニューは、塩むすびとサケ、ワカメ、昆布、しその5種類の小ぶりのおにぎりと、新タマネギ、ワカメ、油揚げが入ったみそ汁。予約なしで、全校児童の2割ほどの100人以上が毎回食べに来る。

NPO法人が準備した朝ごはんを食べる児童たち=東京都三鷹市の中原小で(横田航洋撮影)
「友達と食べると楽しいし、おいしい」と6年生の男子(11)。5個以上をほおばり、友達と話しながらみそ汁をすすった。初めて来た3年生の女子(8)は「いつも朝起きられないけど、今日は頑張って来た」と笑顔。具だくさんのみそ汁に最初は口を付けなかった子も、今ではおかわりするように。2年生の男子(7)は「家でみそ汁は出ない。なんかわかんないけど、ここのはうまい」と2杯を味わった。
教員も一緒に、おにぎりを食べることもある。佐藤勇人校長は「いつも始業前ぎりぎりに来る子が、朝ごはんがある日は早い」。保護者からも「余裕ができる」と喜ばれているという。
◆「子どもたちが地域に大事にされていると感じてほしい」
「あさごはん」は2022年夏、地域で子ども食堂を開くNPO法人「居場所づくりプロジェクトだんだん・ばぁ」が学校側に提案、実現した。「コロナ禍で学校を休みがちだったり、朝ごはんを食べなかったりする子が目立った。学校に足が向くようになればと考えた」と加藤雅江理事長。原則月2回、月曜や連休明けに実施している。

児童に振る舞うおにぎりを握るNPO法人のスタッフ=東京都三鷹市の中原小で(横田航洋撮影)
食材は地域住民からの寄付などでまかない、約10人のボランティアが調理する。5升の米を手分けして炊いて持ち寄り、1時間前から握って、みそ汁も用意する。スタッフの女性(63)は街で子どもに「あ、だんだん・ばぁの人だ」と声をかけられるようになった。「おにぎりの具、何がいい?」と盛り上がったり、「背が伸びたね」と成長を見守るような「顔見知り」が増えた。
三鷹市は学校施...
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