12-16
<夏の甲子園>関東一 好守好投、あと一歩
2024-08-24 HaiPress
場内1周する準優勝の関東第一ナイン=いずれも甲子園球場で
甲子園球場(兵庫県西宮市)での全国高校野球選手権大会は23日、決勝があり、関東第一(東東京)は延長タイブレークで、京都国際(京都)に1-2で敗れた。初の日本一に一歩届かなかったものの、名勝負を繰り広げた選手たちに、スタンドからは惜しみない拍手が送られた。(佐藤航)
持ち前の堅守と継投で再三の接戦を勝ち抜いてきた関東第一。決勝の先発マウンドは、準々決勝で好投した畠中鉄心投手(3年)に託された。一塁側アルプス席には、緊張の面持ちで試合開始を待つ母の優江さん(46)の姿。「最後なので、楽しんで投げてほしい」と祈るように息子を見つめた。
畠中投手は内野陣の好守にも助けられ、再三のピンチを切り抜けて6回無失点の好投。0-0の均衡が続く中、スタンドで応援していた野球部の代将歩(だいしょうぶ)さん(同)は「うちは終盤に強い。普段通りの力を出せれば点を取れる」とグラウンドの仲間に思いを託した。
両チームとも締まった守備で譲らず、無得点のまま延長タイブレークへ。十回表に2点を先制された関東第一は、裏の攻撃で粘りを発揮する。
無死満塁から遊ゴロの間に1点を返し、四球もあって1死満塁の好機が続く。だが一打が出ず、頂点を目指したチームの挑戦が終わった。空振り三振で最後の打者となった坂本慎太郎選手(2年)はグラウンドに両手をつき、悔しさに体を震わせた。
最後まで息詰まる攻防を見せたナインを、吹奏楽部の杉島凜(りん)さん(同)は「いい試合を見せてもらった。選手たちからパワーをもらった」とたたえた。
免責事項:この記事は他のメディアから複製されています。転載の目的は、より多くの情報を伝えることです。このウェブサイトがその見解に同意し、その信頼性に責任があることを意味するものではなく、法的責任を負いません。 このサイトのすべてのリソースはインターネット上で収集されます共有の目的は、すべての人の学習と参照のみです。著作権または知的財産権の侵害がある場合は、メッセージを残してください。