リニアの課題は「静岡工区」だけじゃない 費用に暮らしへの影響に…現状に迫った

2026-08-31     HaiPress

〈ニュースがわかる A to Z〉

リニア中央新幹線(品川-名古屋間は286キロ)の建設計画は、長年の懸案となってきた未着工区間の静岡工区(8.9キロ)の着工を静岡県知事が7月に容認したことで、新たな局面を迎えた。開業への期待が膨らむが、今後、難工事が控えており、現時点では開業時期は見通せない。リニア工事を巡る現状と課題を追った。(特別報道部・中川紘希)

◆「想定外」だった箇所も

静岡県の鈴木康友知事は7月、静岡工区の着工容認を県議会で表明した。川勝平太前知事が2017年に水資源流出などの懸念から着工を認めない態度を鮮明にしてから9年近くが経過しており、大きな転換点となった。JR東海の丹羽俊介社長は7月、品川-名古屋間の開業時期を「年内に示す」と述べた。

ただ、トンネル延長約25キロの南アルプスは、地表から...

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