08-25
AIでバス車内の転倒防止 走行中に「倒れそうな乗客」検知したら注意喚起 都バスなどで実証実験
2026-08-25
HaiPress
バス車内の乗客の転倒事故を防ごうと、東京や愛知など首都圏や中部、関西の12のバス事業者は9月、人工知能(AI)を活用した注意喚起システムの実証実験を始める。バスの車内事故は近年、注意喚起の徹底などで減り続けていたが、ここ数年は微増に転じている。車内カメラとAIの画像認識技術で事故のリスクを事前に察知し運転手に危険を警告したり、乗客にアナウンスで注意を呼びかけたりする。(佐藤航)
◆全国12事業者で二つのシステム試行
8月5日、東京都品川区の都営バス八潮南停留所からJR大井町駅に向かうバス車内で、70代の女性客が転んで左大腿(だいたい)骨骨折の大けがを負った。都交通局によると、女性は発車とほぼ同時に立ち上がり、揺れでバランスを崩した。運転手は発車直前に目視で乗客の安全を確かめたが、女性が立ち上がったことには気づけなかったという。
「運転中はどうしても前方に注意が向くので、車内の様子を完全に把握するのは難しい」と都の担当者。

車内の転倒事故が起きた東京都営バスの八潮南停留所。高齢者の乗客の姿も目立つ=東京都品川区で(市川和宏撮影)
実験は、全国のバス事業者でつくる「日本バス協会」が企画し、都交通局と、名古屋市の名鉄バス、静岡市のしずてつジャストラインなど11の民間事業者が参加。各自で実験路線を設けて9~12月、日野自動車(東京都)と東海理化(愛知県)がそれぞれ開発した2種類の事故防止システムを試行的に運用する。
◆キャッシュレス化で事故減…スマホで手がふさがって増
2種類とも機能はほぼ同じ。車内に...
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