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忍者のトリビア満載 八王子の郷土史家と伊賀の研究者が共著で出版 22日に講演会「現代の生き方の参考に」
2024-09-21 HaiPress
著書を紹介する遠藤さん=東京都八王子市で
東京都八王子市の郷土史家、遠藤進さん(83)が、三重県伊賀市の忍者研究者、池田裕さんとの共著で、忍者にまつわる豆知識をまとめた「忍者ってなんだ!」=揺籃(ようらん)社=を出版した。22日には市内で出版記念講演会を開く。(長竹祐子)
共著書は「忍術」「忍者歴史」「八王子の忍者」「忍者コラム」の4章で構成。「誰でもいつでもどこからでも読める忍者本」として「手裏剣」「服部半蔵」「合言葉」「風魔忍者」など、各テーマごとに短い文章で簡潔に、忍者の情報を紹介している。
遠藤さんは文筆家でもあり、山岩淳のペンネームで「乱世!八王子城」(同社)などの歴史小説を発表。また、高尾山の植物を撮影する市民グループ「高尾山の花名さがし隊」代表を務め、ガイドブックも出版している。
池田さんは忍者愛好家団体「伊賀忍者研究会」の代表。高校教師をしながら長年、忍者の魅力を発信している。忍者研究のために薬草などの植物を調べていて、交流サイト(SNS)で遠藤さんを知り連絡。共著が実現したという。
八王子に関する章を担当した遠藤さんによると、武田信玄の家臣で、八王子の街づくりに貢献した大久保長安が忍者に何らかの関係があるとされ、八王子には忍者がいたという。「情報収集能力が高い忍者の生き方は、現代にも参考になる。本を読んで忍者や八王子の歴史に興味を持ってもらいたい」と話す。
新書判80ページ、1100円。講演会は22日午前10時から、八王子市東町のクリエイトホール。予約不要、先着72人。会費200円、小中学生と著書持参者は無料。問い合わせは遠藤さん=電090(6042)6232=へ。
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