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「ヘイト」集会認めないで 大学教授ら、朝鮮人虐殺追悼碑がある横網町公園の9月1日使用制限を都に求める
2024-08-26 HaiPress
関東大震災での朝鮮人虐殺を巡り、昨年9月1日に東京都墨田区の公園で開かれた集会での発言が、都からヘイトスピーチと認定された問題を受け、大学教授や弁護士ら117人が24日、今年の集会に公園を使わせないよう都に求める声明を出した。
横網町公園にある関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼碑=東京都墨田区で
声明によると、保守系団体「そよ風」が2017年から都立横網町公園で集会を開き、園内の朝鮮人犠牲者追悼碑の撤去を要求。碑の前で長年続く市民団体の追悼式典を、執拗(しつよう)に妨害してきたと指摘した。都人権条例に基づき、昨年の集会での発言が19年に続いてヘイトと認定され「ヘイトスピーチが行われる蓋然(がいぜん)性に疑問の余地はない」と主張し、公園の占用許可をしないよう都に求めている。
そよ風は今年も集会開催を告知している。声明を呼びかけたノンフィクション作家の加藤直樹さんは「集会は、関東大震災当時の朝鮮人を巡る流言を事実と公言し、差別発言を繰り返して嘲笑し、死者を冒瀆(ぼうとく)してきた。二度と認めてはならない」と話している。
昨年の集会で「朝鮮帰れ」などの発言があり、都が今月、ヘイトスピーチと認定した。(安藤恭子)
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