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超激レアの「ワタゲクラゲ」が江戸川放水路にいた! 直径15ミリ、児童施設職員が網ですくって発見
2024-08-18 HaiPress
世界でも発見例がほとんどない、直径15ミリほどで触手が200本以上ある綿毛に似た「ワタゲクラゲ」が7月、江戸川放水路で見つかった。東京都江戸川区子ども未来館スタッフの高木嘉雄さん(70)が網ですくい上げた。
水槽内のワタゲクラゲを解説する高木嘉雄さん=東京都江戸川区篠崎町の篠崎文化プラザで(鈴木里奈撮影)
高木さんは7月12日、地元の生き物に関するプログラムの準備のため放水路付近に向かった。一帯は淡水と海水が混じり、水の流れが穏やかな地点。プランクトンを採取しようと網を入れると、網目に透明のゼリー状の個体が詰まり「魚卵かな」と首をかしげた。
水槽に入れると小さな触手が見え、「クラゲだ」とピンときた。図鑑で調べても種類が分からず、クラゲ研究で知られる山形県鶴岡市の加茂水族館に協力を依頼。世界では長崎県で2例しか見つかっていないワタゲクラゲとわかった。
◆生息分布は?「探して報告して」
放水路ではワタゲクラゲらしき個体が毎日数十~数百匹採取でき、「きっと今までも見過ごされてきたのだろう」と高木さん。区内での生息分布を知りたいと考えており、「子どもたちに探してみようと呼びかけ、見つかった場所を報告してもらえれば」と話した。
江戸川放水路で見つかったワタゲクラゲ=東京都江戸川区篠崎町の篠崎文化プラザで(鈴木里奈撮影)
ワタゲクラゲは、篠崎文化プラザ(都営新宿線篠崎駅そば)で31日まで開かれている企画展「小さないのちのワンダーランド」で見ることができる。子ども未来館でも今後、展示する予定。(鈴木里奈)
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